【対談】起業1年目で月商3.6億円。凄腕YouTuber・イングリッシュおさるの成功哲学を徹底解剖

【対談】起業1年目で月商3.6億円。凄腕YouTuber・イングリッシュおさるの成功哲学を徹底解剖

手取り18万円からどう脱却したのか
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SNSなどを通じて誰でも自分のことを発信できる時代。

SNSを通じてファンをつくり、さらにオンラインサロンやECショップの開設など、自分の好きなことや得意なことをお金に変えるハードルが下がりつつあります。

そんな個人の“マネタイズ”や“ファンづくり”をサポートする「MOSH」と新R25のコラボでお届けしている「The Next Creators」。

ビジネスパーソンにおすすめしたいMOSHを活用している次の時代を創る注目クリエイターたちを紹介していく本連載。

今回は、登録者42万人の英語系YouTuber、イングリッシュおさるさんの対談企画です(全4回の連載)。

クリエイターとして「コンテンツ販売を通じてどのような社会をつくりたいのか」というパーパスについて語っていただきます。

記念すべき第1回目は、イングリッシュおさるさんとMosh株式会社・代表の籔和弥さんによる対談形式でお届け!

英語のオンラインスクールを運営する傍ら、各業界のトップインフルエンサーへのマーケティング指導をおこなう。手取り18万円の教員から起業し、1年目で月商3.6億円を達成。法人化1期目で年商5.2億円(利益4.7億円)、2期目で年商11億円(利益10億円)、起業3年半で累計25億円を売り上げる。YouTubeチャンネル「英語コーチ-イングリッシュおさる」「YouTubeマーケターおさる」を運営。登録者数は合計42万人超。英検1級、TOEIC970点。著書に『元・手取り18万円の貧乏教員が起業1年で月商3.6億円を達成したSNSマーケティング術』(宝島社)、『先が見えない時代の「お金」と「幸福」の黄金比 最短最速で結果を出して幸せに生きる!新しい「お金の思考法」』(KADOKAWA)がある

遠回りして見つけた“自分の生きる道”

藪さん

まずはおさるさんの経歴と現在の活動について教えてください。

イングリッシュおさるさん

株式会社LECの代表として、オンラインの英語スクールを運営しながら、英語やマーケティング関連の発信をしています。


大学卒業後、公立高校の教員を2年ほどしていました。英語を教えたくて教員になったんですが、現実は違っていて。教員って、校内のいろいろな活動にアサインされるんですよね。


英語を教えること以外の仕事が8割以上。英語を教えたくて教師になったのに、集中できないし、時間もない。


もともと、たくさんの人に英語を教えたいっていう欲もあったので、だったらオンラインで教えよう、と思って起業しました。

藪さん

英語には、いつ頃から興味を持たれたのですか?

イングリッシュおさるさん

僕は小学校から高校まで、ガチでバスケットボールをやっていまして。中学で全国3位になって、バスケの強豪校に入学し、国体の候補にもなってました。


ずっとバスケに夢中になっていた僕の、唯一マシな教科が英語だったので、英語を学べる大学になんとなく入った感じですね。


ただ、大学に入学してから4年間は、毎日10時間くらい英語の勉強をし続けました

藪さん

そんなに?

イングリッシュおさるさん

学生時代、飲み会に行ったのは1回だけです。


その1回も、英語のディベートクラブの送迎会で。


英語の勉強をし続けて、英検1級とTOEIC965点を取りました。

藪さん

英語漬けの大学生活だったんですね! そこまでして身につけた英語力が、教員ではいかしきれそうになかったと。

イングリッシュおさるさん

そうですね。「教員のルーティンワークを60歳まで続けるのは、絶対無理」って思ったんです。


で、最初は副業について調べ始めました


「副業 怪しい」みたいなところから(笑)。

藪さん

副業を考えることから考え始めたんですね?

イングリッシュおさるさん

はい。それで副業として最初に思いついたのが「メルカリ」でした。


「メルカリ」といえば不用品販売がメインですが、不用品がなくなったら売るものがなくなってしまう。副業にもすぐに終わりがきてしまう。


それで、すぐに終わるんじゃダメだな…と。

藪さん

確かに。

イングリッシュおさるさん

そこで無限につくれる商品、「英語の教材」を売ろうと思いついたんです。


でも、「メルカリ」は有形の商品しか販売できない。


しかも形にするために、インク代や紙代、印刷代、自分の労働コストがかかる。

藪さん

副業にしては手間がかかりすぎますね。

イングリッシュおさるさん

じゃあどうしようと思って…


有形の教材より、無形の知識を販売した方がいいぞ! となり、「ココナラ」で小学生に英語を教え始めました。

藪さん

それならコストが抑えられますね。

イングリッシュおさるさん

「これなら無限にいけるぞ!」って思ったんですけど、1時間1,000円 っていう“ちょっとマシなバイト”くらいの料金設定にしたせいもあって、手元にお金が残らないんです。

藪さん

ああ。

イングリッシュおさるさん

このままだとプラットフォームにお金を渡すだけで終わってしまう…と気がついて。


「もっと集客をしよう!」「情報発信をしよう!」と、起業スクールに入りました。

藪さん

おさるさんは、段階を踏んで物事を突き詰め、解像度を上げていくようなところがあるんですね。

イングリッシュおさるさん

めちゃめちゃありますね。母親にも「凝り性だね」って言われます。


バスケができるようになったら、アメリカに行きたい。アメリカに行ったら英語で外国人と話したい…っていうように、極めていきたいんですよ。


僕には、目標とか崇高な大志があるわけじゃなくて…


目の前のことを一生懸命やっているだけなんです。

藪さん

「英語コーチ-イングリッシュおさる」というYouTubeチャンネルは、チャンネル登録者42万人超えというすごいチャンネルですが、先ほどの副業の話と同じように、段階を踏んで極めてきた感じでしょうか?

イングリッシュおさるさん

「イングリッシュおさる」は、まだ教員だった頃に始めました。


ふと思い立って、実家のベッドの上から発信してみた…そんな感じのスタートで。


よく「なんでサルのお面してるんですか?」「なんで“おさる”って名前にしたんですか?」って聞かれるんですけど、当時はまさかこんなにチャンネルが伸びるとは思っていなくて


名前は覚えやすいほうがいいかな~くらいのノリで始めたんですよね、実は。

藪さん

意外と軽い感じだったんですね。

イングリッシュおさるさん

そうですね。その後、YouTuber「個人で生きる道ーショウ」さんのもとでビジネスを学んで、「自分の英語の知識を売る」ということにやっと踏み切りました。


そこからは、YouTubeの視聴数が爆伸びして…って感じです。

藪さん

英語のチャンネルの他にも、「YouTubeマーケターおさる」というチャンネルも持ってますよね。


それはどういう経緯で始められたんですか?

イングリッシュおさるさん

英語でマネタイズができるようになったら、「お金を稼ぐ方法を教えてほしい」という人が出てきたんです。


「イングリッシュおさる」を始めて1年後くらい、月商3.6億円を達成した頃ですね。

藪さん

教えてほしいと言われたから、ですか…! 先ほどの言葉どおり、おさるさんは目の前のことを一生懸命やってこられたんですね。

「売るために必死にならなくてもいい」そのマインドとは

イングリッシュおさるさん

僕はいつも「オーディエンス・ファースト」を意識しています。


要はお客さまからのニーズがあったら商品をつくることにしているんです。


そして、お客さまからいただいたお金以上の価値を与えられるようにしたいと思っています。


そのためにも僕自身が学び続けて、専門性とスキルを高めながら、お客さまに必要なものを伝えていければと。

藪さん

お客さまを大切にしていらっしゃるんですね。でも、お客さまに「価値を感じてもらう」って、けっこう難しくないですか?

イングリッシュおさるさん

それがそうでもなくて。


大事なのは、商品価値をわかってくれるお客さまを選ぶということですね。


良いか悪いかの評価を決めるのは、いつもお客さまです。


僕はいつも「赤ちゃんにトリュフを与えても、その価値がわからない」って例えているんですけど。

藪さん

確かに赤ちゃんは、トリュフの旨みも値段も理解できないでしょうね。

イングリッシュおさるさん

教育サービスは、どんなアプローチでどんな結果を得たいかが人によって違うんです。


僕の場合だと、ゴリゴリ成果を出します!


英語なら「英検1級に受かった」、ビジネスなら「いくら売り上げを出した」っていう、定量的な成果を約束します。

藪さん

ゴリゴリやって結果を出したい人を、おさるさんが選ぶんですね?

イングリッシュおさるさん

YouTubeやSNSで情報発信をすると、こちらの発信に共感した人だけが自然にきてくれます。


すると、結果的に僕がお客さまを選べる形に。


言わばPULL(プル)型の集客ですよね。PUSH(プッシュ)型だとどうしても嫌がられちゃうんで。


あとは、マインドが整っている方に販売するという前提も置いていますね。


マインド設定ができていない人には、「時給思考」の話もさせてもらいます。


僕が教える知識を1人で学ぼうとしたら、何年も何十年もかかる。もしかしたら死ぬまでに得られない情報かもしれない。でも僕のもとで自己投資して学ぶことは時短になる、という話をしたり。


僕はある意味、“殿様商売”でもいいのかなと思っています。

藪さん

売るために必死にならなくていい、と?

イングリッシュおさるさん

自分が「絶対によい!」と思っていても、そう思われないケースはあります。


どんなに素晴らしい理念や商品があっても、それが響かない人にはいくら勧めてもダメなんです。


とはいっても、僕の発信や商品に対してこれだけ多くの人が共感してくれているのは、やはりそれだけの価値があるからだと思います。


誰にでもマッチする絶対的正解ではないけど…より正解に近いからこそ、拡大し続けているのかなと。

藪さん

おさるさんは英語を教える過程でマーケティングのスキルを身につけて、今度はマーケティングも教えるようになったわけですが、どんな方にマーケティングを学んでほしいと思われますか?

イングリッシュおさるさん

専門的なスキルを持っている人にこそ、SNSマーケティングを学んでほしいと思います。


例えば、プログラミングのスキルがある人がいたとします。その人に確かな実力があれば、「その人から学びたい!」と思うのは、自然な流れですよね。


マーケティングって、売るための技術みたいなものなんですけど、実は本来自分が持っている力を最大限に活かして拡張するにすぎないんです。


等身大の自分を、SNSを使って広げるっていうイメージでいいんです。


僕は、SNSのフォロワーの数というのは、その人の信頼性や実力に比例すると思っていて。SNSでやってる人は本物ですね。可視化されるので。

藪さん

他者に提案できる専門性があって、その能力をSNSで伝えられれば自然と人は集まる。逆説的に言うと、専門性がない限りマーケティングを学んでも使えない、ということになるでしょうか。

イングリッシュおさるさん

そうなんです。「0(ゼロ)」に掛け算をしても、ゼロはゼロなので。


自分が大したことなければダメだよっていう。


そもそも真っ当に生きてる人は、コンテンツ業界に入ってこないと思うんです。


だってこれまでは、優秀な人は大きな組織で働くのが自然な流れでしたよね。


起業する人というのは、どちらかというと社会不適合者だったり、「楽して稼ぎたい」という人だったり。真っ当に生きられない人が多かった。


僕が起業したのは、教員の世界でどん底を見たから。それがなかったら、起業なんてしてなかったと思うんです。

藪さん

社会が変わりましたよね。今では社員の副業を認める企業も出てきましたし。

イングリッシュおさるさん

はい。僕が始めた当時とはだいぶ状況が変わってきました。


いい例えかはわからないんですけど、YouTubeにガチの芸能人が入ってきた! みたいな時期がありましたよね。


そんな感じで、コンテンツ業界にも、本気で何かに取り組んできたガチの人、「非稼ぐ系」の人が増えてきたのは、すごくいいことだと思います

藪さん

「非稼ぐ系」とは?

イングリッシュおさるさん

例えばヨガや筋トレ、ダイエットの指導者とか、ちゃんとしたスキルを持ってる人のこと。ハードスキルっていうのかな。


僕には、英語っていう「非稼ぐ系」のハードスキルがあります


でも僕は、“あえて”マーケティングで「稼ぐ系」の人にもなりました。

「やりたいことをやる」よりも重視すべきことは

藪さん

YouTubeはなんとなく始めた、とおっしゃってましたが、コンテンツ販売を始める時はどんな感じだったんですか?

イングリッシュおさるさん

最初は“超”勇気がいりました。


英語は一生懸命やっていたけど、お金に興味がない。つまり、お金に嫌悪感があったんですよね。


あと、マーケティングに足を踏み入れる時は、おおもとの英語のほうがぐらついてはいけない、っていうプレッシャーもあって。


でも、そのプレッシャーを跳ね退けて、英語のコンテンツもさらによくしていきました

藪さん

さすがです。英語の専門家としての矜持を感じます。


「お金に嫌悪感があった」とおっしゃいましたが、その意識はどう変化していったんですか?

イングリッシュおさるさん

「良いものを安く」っていう風潮が世の中にあると思うんですけど、コンテンツを販売するなかで、それは間違っていると気がついたんです。


低単価にすると、構造的にどうしてもお客さま一人ひとりを大切にできなくなるんですよ。


僕は、本当にやる気がある人だけを集めて丁寧に指導したい。

藪さん

顧客と本気で向き合うために高単価にする必要がある、と?

イングリッシュおさるさん

そうです。


例えば、RIZAPはあえて高価格にすることで成功しましたよね。


ダイエットに関する無料の情報はちまたにあふれている。やろうと思えばいつでもできる。


でも結局、実践しきれなくて困っている人がたくさんいる。1人じゃダイエットをやりきれないからこそ、RIZAPはパーソナルトレーナーをつけた。

藪さん

そして結果にコミットした。

イングリッシュおさるさん

高単価にするのは、儲けるためじゃないんです。


資金に余裕があればコンテンツを充実させられますし、顧客数を増やしすぎないことでお互い満足度の高いコミュニケーションが取れる。


顧客は高い金額を支払い、サービスの提供者は高い報酬を受け取るので、双方に「結果を出そう」という覚悟ができる。


適正な価格の投資によって、お互いがハッピーになれるんですよ。

藪さん

確かに。投資の価値が格段に上がります。

イングリッシュおさるさん

昔は、情報を持っていることに価値がありましたよね。


でも情報化社会の今は、情報はあるのが当たり前。みんな知っているのがデフォルトなんです。


だからこそ、情報を早く取り入れることに価値が出てくる


有り余るほどの情報を取捨選択して何年もかけてインプットするより、厳選された情報を短い期間で取り入れ、結果を出して次に進むほうがいい。


僕は、時間を買うためにお金を出すのが、一番いい自己投資だと思うんですよね。

藪さん

高額商品は、売る側にとっても相当なプレッシャーになるのでは? と思いますが、顧客に確実に成果を出してもらうコツってありますか?

イングリッシュおさるさん

僕の場合、「超単純化」ということを意識しています。


いつも僕は「結局、何?」っていうことを突き詰めていて。だから「これだけを覚えればいいよ」っていうわかりやすさ、行動しやすさを大切にしていますね。


それにはテンプレートを意識的に活用しています。例えば書類にゼロから何かを書き出してもらうんじゃなくて、用意した空欄を埋めるような作業をしてもらうっていう。

藪さん

無駄な時間を使わないよう、迷わないようにしてるんですね。

イングリッシュおさるさん

あとは、「“成功する人”を成功させる」という理念のもと、事業をやっています。


“成功できない人”というのは一定数いるんですよ。


なので僕は、これまで何かひとつでも達成している人、「1→10」「1→100」の方を選んでいます。

藪さん

おさるさんにとって、「1」とはどういう状態を指すんですか?

イングリッシュおさるさん

例えば筋トレでもいいんです。数年やり続けて身体が大きくなっていたら、壁を乗り越えてきた「1」の人なんだな、というのがわかります。

藪さん

となると、“成功する人”は結構たくさんいそうですね。特に、何かを長く続けてきた専門性の高い方は、確実に「1」の状態ですね!

イングリッシュおさるさん

専門性の高い人に意識してもらいたいのは、まず最初に、周囲から求められることをやるということです。


専門性が高い人ほど「自分がやりたいことをやりたい!」という気持ちが高くなりがちですが、最初は求められてることをやって、マネタイズした後で自分がやりたいことをやったほうが絶対にいいですね。

藪さん

おさるさんは、「マーケティングを教えてほしい」というニーズに応えて成功していますもんね。

イングリッシュおさるさん

僕は、「やりたいことをやる」よりも、「やらなきゃいけないこと」を好きになるほうが楽だと思っています。


僕は今筋トレを続けてるんですけど、実は筋トレが死ぬほど嫌いだったんです。バスケをやってた中学時代からずっと避けてきたんですよ。

藪さん

国体の選手候補になるような人が筋トレ嫌い?

イングリッシュおさるさん

そうなんです。でも今は筋トレが好きになってる。


それって、筋トレを続けているうちに、筋トレが得意になったからなんですよ。


何かをやって得意になれば、人はそれを好きになるんです。

藪さん

目の前にあるやらなきゃいけないこと、やったほうがいいことを得意になるまでやり続ければ、知らぬ間に好きになる、ということですね?

イングリッシュおさるさん

そうそう。


それに、やりたいことが現状できていたとしても、いずれ「やらなきゃいけないこと」って出てくるんですよ。

藪さん

わかります(笑)。やりたくないのにやらなきゃいけないことって、無数に出てきますよね。

イングリッシュおさるさん

僕の場合、やりたいのは英語を教えることですけど、やらなきゃいけない細かい事務作業なんかがどうしても出てきます。


それはもう、英語を教えることにつながるなら好きになるしかないな、と思ってやってますね。

藪さん

「好きになるしかない」。発想の転換ですね!

イングリッシュおさるさん

よく、「やりたいことを探してます」みたいなことを言われる方がいますよね。


それは、「たまたまやりたいことが見つかっていないから、行動していないだけ」と、自分に言い訳をしてる。


自分のスキルのなさ、行動力のなさに目をつぶって、現実から逃げているだけだと僕は思うんです。


「やりたいことをやりたい」っていうエゴに執着するよりも、「やらなきゃいけないこと」に向き合って好きになっちゃったほうが、意外と楽ですよ。

“自分市場”を確立させれば、成功のチャンスは誰にでもある

藪さん

話は変わりますが、今のコンテンツ業界に対して、おさるさんはどう思われますか? かつては怪しさを感じていたようですが…

イングリッシュおさるさん

僕が英語のスクールを始めたときからすると、コンテンツ業界はだいぶ良くなったと思います。


とはいえ僕もお面を被っていて、怪しいと思われる要素を持っているんですが(笑)。


僕は「おさるマーケ大学」という講座もやっているんですが、あれはすごいコンテンツです。


教える僕自身にスキルと実績があるし、サポートもしっかりしている。学んだ人たちも確実に成果を上げている。


実は僕が講座を始めたら、ほかの講座が売れなくなったらしいです

藪さん

おさるさんが業界の勢力図を塗り替えた?

イングリッシュおさるさん

僕は、コンテンツ業界内でもっと競争が起こるべきだと思います。


競争が起こることで、この業界の怪しさをつくってきた人たちが自然と淘汰されていく。


そうすれば、本当に価値のあるもの、実力のある人たちが残っていくと思います。

藪さん

やはり、競争が市場を活性化させるのでしょうか。

イングリッシュおさるさん

日本の飲食業界がそうですよね。


それぞれのお店が競い合ったからこそ、日本の食のレベルが上がって、「日本はすごい!」と世界で評価されるようになった。


競い合うからいいんです


あと、売り上げをKPI(Key Performance Indicator/重要業績評価指標)として、公開するのも大事ですよね。


売り上げの推移を前面に出すことで、「ちゃんと稼げていますよ」「長く稼げていますよ」という実績をわかりやすく伝えられます。

藪さん

透明性が上がると商品の価値がより明らかになりますし、購入する際の安心感にもつながりますね。

イングリッシュおさるさん

僕はよく、「透明性」「権威性」「属人性」が大事だという話をします。


「透明性」を確保するために、僕は対談動画を意識的に制作しています。


これまで1年半で200人の方と直接会いました。1人あたり1時間半から2時間の対談をして、動画にUPし続けています。


リアルな生の声という透明性はすごく大事。


あと、隠さないこともめっちゃ大事だと思ってて。


僕は堂々と言いますね。


「550万円のコンテンツを持ってます!」と。「僕のコンテンツには価値があるから、価値のわかる人だけきてください」と。

藪さん

ふたつめの「権威性」とはどういうことですか?

イングリッシュおさるさん

「権威性」は、スキルや実績といったものですね。それがあればこそ、堂々とできる。その点を意識しています。

藪さん

なるほど。隠しごとのない、堂々とした実力のある人が残っていくわけですね。

イングリッシュおさるさん

はい。そして、最強の武器は「属人性」です。


「属人性」はわかりやすく言うと、“キャラクターでいる”こと。

藪さん

キャラ立ちする感じですかね?

イングリッシュおさるさん

PtoC(person to consumer)っていう言葉がありますよね。


その人のファンだから買うわけで。例えば、アンミカさんが商品紹介してくれたら何でも買っちゃう、みたいな。


あれって「アンミカさんは忖度をしない」っていうキャラがあるから売れるんです。

藪さん

商品よりアンミカさんが際立ってる感じはありますね。

イングリッシュおさるさん

そういう唯一無二の「属人性」に自信がないとダメで。ついつい人はサービスに価値を置き始めるんですが…サービスってすぐに真似されちゃうんです。


あと、大手企業のスピード感や資本力には、個人は敵いませんから。「属人性」こそが常に勝つための基軸になっていくわけです。

藪さん

なるほど。クリエイターが企業と同じ市場で戦うには、個であることを強みに変えていったほうがいいですよね。

イングリッシュおさるさん

例えば、マーケティングを学ぶのに「学ぶなら、あの女性インフルエンサーの○○さんから学びたい!」みたいな感覚的なものが発動するんですよ。

藪さん

「テレビショッピングで買うならアンミカさんから買いたい!」みたいな?

イングリッシュおさるさん

そうそう。


仮に僕の講座のほうがクオリティが高かったとしても、最終的に誰を選ぶかは個々の感覚や嗜好によるんです。


だからこそ、常に誰にでもチャンスがある


自分はこれだ! というのを堂々と押し出していくのがいい。「自分市場」って、僕は呼んでるんですけどね。


「自分市場」を「釣り堀」だとしたら、釣り堀の大きさ、魚の種類、営業時間や価格、そこを訪れる客層や雰囲気もそれぞれです。


「あなたの釣り堀で釣りたいんだ!」っていうファンをつくれたら、自然とマネタイズできるよねっていう話です。


それだけ「属人性」っていうのは強力だと思います。

藪さん

おさるさんのようなクリエイターになろうとしている方に伝えたいことってありますか?

イングリッシュおさるさん

「過程」を楽しんでほしいですね


マネタイズした後に気づいたのが、僕は過程を楽しんでるんだなってこと。


目の前にあることに取り組んで積み上げた結果、お金が入ってきた。何億何十億を目指していたわけじゃなく、気がついたら勝手に入ってきていた。


だから、今は銀行口座にお金が増えても何も思わなくて。


クリエイターを目指す方には、最初から「年商いくらを目指す!」とかじゃなくて、過程を楽しみながら、気がついたらそうなってたっていう状態を目指してほしいですね。

藪さん

お金を目標にしないほうが結果的にいい、ということですか?

イングリッシュおさるさん

僕自身、やり始めた当初は金額の目標がありました。でも、それを達成した後にちょっとやる気が落ちたことがあって。


お金って、自分の本能を濁すようなところがあると思うんです。


また「釣り」に例えちゃうんですけど…Aさんは毎日魚釣りをしていました。釣れる日もあれば釣れない日もある。Bさんは、そんなAさんを見て、なぜそんなに魚釣りを一生懸命やっているのか不思議に思いました。


Bさんは、そんなに魚が欲しいならと、Aさんに魚を全部あげました。そして魚を全部手に入れたAさんはとても喜び、釣りもやめました。


でもしばらくして、Aさんは気がつきました。魚釣りをして一喜一憂しているのが楽しかったことに。

藪さん

「魚」は、現代社会でいう「お金」ですね。

イングリッシュおさるさん

人間って、「魚」や「お金」っていう報酬が欲しいだけじゃない。


一喜一憂しながら、ああでもないこうでもないと試行錯誤する自分を楽しんでる


つまり、過程を楽しみたい本能を持つ生き物なんですよね。

藪さん

平穏無事で満たされ続けていたら、何が嬉しいのかわからなくなりそうです。

イングリッシュおさるさん

一時的には、目標金額の達成を目指してもいいと思うんですよ。


でもある程度マネタイズができたら、あとは過程を楽しむ。


過程を楽しむっていうのは、YouTube動画を上げるとか、自己研鑽して知識をもっと深めたりするとか。


十分に過程を楽しんだ結果として、自然とお金が入ってくるので。

大事なのは「自己研鑽し続ける」こと

藪さん

おさるさんがクリエイターとして、これから目指すところがあれば教えてください!

イングリッシュおさるさん

目の前の課題に取り組んで自己研鑽し続けること、常に上を目指し続けることがテーマですね。


同じことをやってると拡張性がないので、常に何か新しいことをやって、挑戦し続けたいです。

藪さん

やっぱり、これからも目の前のことに取り組まれるんですね!

イングリッシュおさるさん

新しいことをやると情報が新鮮になるので、お客さまも新しい興味を持ってくれるんですよ。


インフルエンサーが飽きられる瞬間って、新しいことをやらなくなった瞬間なんです。既視感ある投稿になってくるとダメなんです。


だから新しいことをやり続けている人は、顧客からのエンゲージメントが高いですね。

藪さん

この人はいつも新しいことを教えてくれる! っていう期待や信頼があると、人は離れないでしょうね。

イングリッシュおさるさん

インフルエンサーの寿命は、通常2~3年でしょうか。


僕の場合、1つのことで2~3年。2つのことを並行してやっていたら5年…と、寿命が伸びて影響力も広がっています。


あと、新しいプラットフォームを利用することで、寿命や影響力が拡大していく感覚もありますね。


僕はYouTubeを最初に始めましたけど、XをやったらXのことも語れるようになりました。InstagramやTikTokをやったらフォロワーがまた増えて、それらについても語れるようになっています。


新しいことをやること自体が、収益性を上げてくれる。そしてコンテンツの寿命を伸ばす。寿命が伸びれば売り上げも伸びる。


総合的にプラスになる可能性があるんですよね。

藪さん

挑戦を楽しめるパーソナリティじゃないと、このマーケットはなかなか厳しいですよね。挑戦を楽しめるおさるさんだからこそ、活躍されているというか。

イングリッシュおさるさん

実は僕も、何のためにやってるかわからなくなった時期がありました。


そんなとき、受講生とのオフ会で元気をもらったんですよ。


それまでは、「人とのつながりなんて綺麗事だろ」って思ってたんですけどね。


アスリートの方とかよく言うじゃないですか。「みなさんからパワーをもらいました!」みたいなこと。

藪さん

「応援が力になった」とか、よく言われますよね。

イングリッシュおさるさん

日々の鍛錬を重ねて自分の能力の限界まで極めようとしているアスリートだからこそ、自分以外の何かに励まされたりするんでしょうね。


アスリートが目指すのは「記録」ですが、人って、お金とか順位とか定量的な高みばかり目指してると、詰んじゃうんだと思います。


そしていずれ価値観の変更が必要になってくる。

藪さん

スポーツもビジネスも、記録だけを目指していると煮詰まってしまう。

イングリッシュおさるさん

富士山にヘリコプターで行って見る景色と、富士登山をして見る景色って違うよね、みたいな話を僕はよくするんですけど。


負荷が大事なんですよね、人生は。負荷をかけることによって幸せを感じやすくなる

藪さん

サウナの後のビールが美味い、みたいな。

イングリッシュおさるさん

そうそう。あと、「生活水準を上げない」っていうのも大事です。


お金を持つようになると、人って外部サービスに依存し始めるんですよ。


お金がないときは、散歩とか筋トレとか自分でできることで楽しめていたのに、お金を持つとキャバクラ行ったり、いいホテルに泊まったり高級車を持ったりして、幸せを外部に求めて依存するようになるんです。


そうして壊れてしまうような経営者の方っていますよね。


「生活水準を上げない」っていうのは、日常を幸せに感じるための秘訣なんです。

藪さん

億単位で稼いでいるおさるさんが、「生活水準を上げない」をモットーにしているとは!

イングリッシュおさるさん

人間って、暇に弱いんだと思います。


お金を使って外部に依存し始めると、時間が余りすぎて、暇ができすぎて、考えすぎて鬱になったりする。


だからこそ、人間が持つ原始的なものを失わないようにしたいんですよね、僕は。


歩いたり、筋トレしたり、とかね。

藪さん

おさるさんは、目の前のことを一生懸命やる、という話を何度もされていたと思うんですけど、日々の生活でもそれを実践されているんですね。

イングリッシュおさるさん

逆説的になりますが、「非効率にこそ、幸せになるための効率性がある」って僕は思ってます。


だからこそ、時間をかけて一生懸命何かに取り組んできた専門性の高い人たちの役に立ちたい。


僕は自分を「ファースト・ペンギン」だと思ってます。


専門性の高いプロフェッショナルな人が、適正にお金を稼げるようになってほしい。高単価の商品を堂々と販売して、専門的価値を提供できる土壌をつくりたい


そう思って、海に飛び込んだんです。

藪さん

ありがとうございます! これからのクリエイターのファースト・ペンギンとして、新しい波を楽しんで、飛び込み続けてください。

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