「最高の体験をすれば、すべてうまくいく」。合宿に魅せられた経営者が語る”チームビルディングの新常識”

「最高の体験をすれば、すべてうまくいく」。合宿に魅せられた経営者が語る”チームビルディングの新常識”

組織の壁を突破し、地域とつながる”合宿3.0”とは?
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突然ですが、最近「合宿」してますか

部活の合宿や修学旅行も定番ですが…社会人の方が合宿と聞くと「経営合宿」や「新卒研修合宿」などを思い浮かべることが多いのではないでしょうか。

今回の記事には、そんな合宿を愛し、合宿に愛された男(!)が登場します。

茂木健太(もてぎ・けんた)さん、通称“もてけん”さん。

チームで最高の合宿をする文化を当たり前に”をビジョンに掲げ、「合宿人(がっしゅくじん)」という直球のサービスを立ち上げた、まさに“合宿のスペシャリスト”です。

合宿というリアルで濃い体験をチームでともにすることで、大抵の問題は解決できる」と豪語するもてけんさんが、そこまで合宿を“信じている”理由とは…?

〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉

合宿とは“奇跡が起こる場所”。合宿に魅せられた経営者が掲げたビジョンとは

石川

そもそも、もてけんさんはどうして「合宿」にこだわっているんでしょうか?

もてけんさん

僕はこれまで10年以上、コーチングや組織開発の仕事に携わってきましたが、“ここぞ”のときはいつも合宿があったと思っていて。


経営陣2人でチームアップをする合宿、自分と会社のビジョンを語り合う300人の全社合宿、自然体験を中心としたリトリートまで…さまざまな合宿を共創し、大きなインパクトが合宿の場で生まれてきたのを目の当たりにしてきました。


合宿って不思議なもので、なぜか合宿中や合宿直後に、“奇跡”のように現実が変わることがよくあるんです。


たとえば、チームの葛藤や対立が解消されるだけでなく、合宿中に大きな受注が決まるとか、帰り道に新サービスの初問い合わせが来るとか。


そんな経験を経て、「合宿で最高の体験をすれば、うまくいく」という感覚が、僕のなかで確実に培われてきました。

コーチング観点で振り返る人生ストーリー

note.com

NRIのエンジニアからスタートし、ITコンサルタント、パリピ(?)、共同創業、独立、ベンチャーのCHRO…などと、波瀾万丈なキャリアを歩んできたもてけんさん。自身の専門分野だという「コーチング」観点で人生を振り返ったnoteもぜひご覧ください

石川

たしかに…うちの会社もよく合宿してましたが、それまで悩んでた課題が合宿で一気に解決したりしますよね。


ただ、コロナ以降は合宿の機会も減った気がします。

もてけんさん

そこなんですよ!


コロナの影響でリモートワークが中心になったことで、コミュニケーションの機会が減り、組織のエンゲージメント低下などに悩む方も多いと思います。


リアルでの集まりがどんどん廃止され、「このままでは合宿という“リアルで深いコミュニケーションの場”が無くなってしまうのでは?」と僕自身も危惧するようになりました。


自分やまわりだけが最高の合宿を体験するのではなく、世の中に最高の合宿を取り戻したい。むしろ前よりも増やしたい


合宿をやっていて効果を感じているチームはやりつづけるし、やっていないチームだと話題にすら上がらない。きっと一生、合宿に行かないんだろうなーと感じています(笑)。


すべてのチームが最高の合宿をやったらいいのに!」という想いからスタートさせたのが「合宿人」なんです。

3時間のショート合宿プログラムもローンチ。「合宿人」の取り組み

石川

「合宿人」では、具体的にどんな取り組みをされているのでしょうか?

もてけんさん

合宿が好きで、最高の合宿体験から自分やチームに変革を起こす人たちを「合宿人」と呼び、彼らと一緒にオーダーメイドでのチーム合宿の企画・ファシリテーションをおこなっています。


合宿人メンバーは、ファシリテーター、コーチ、起業家、CXO、事業開発のプロなど、とにかく多彩な方々が集まっていて。


そのなかから各社の合宿テーマに合わせたメンバーをアサインし、合宿ごとにプロジェクトを立ち上げ、最高の合宿を共創しているんです。

こちらが「合宿人」のみなさん。これでもほんの一部で、今後さらに増えていくそうです

もてけんさん

僕の経験を振り返って定義すると、いい合宿とは「豊かな気持ち良い環境で、未来に向けた大事なテーマを扱い、何かが創造される体験」です。


普段と違う環境を整えたり、プロのファシリテーターを入れたりすることで、いい合宿が実現できる可能性がグッと高まります。


経営陣の微妙なすれ違いを察知して整えるのも、僕らファシリテーターが得意とするところです(笑)。

合宿を起点に組織30人の壁を突破する

note.com

10人→30人→50人→100人と組織規模が大きくなり、これまでのやり方が通用しなくなったタイミングが“絶好の合宿機会”なんだそう。なかでも「30人の壁」の突破に効くとのことなので…この言葉にギクッとした経営者の方はぜひ、こちらの記事もご覧ください!

もてけんさん

これまでは、一泊二日以上のチーム合宿をオーダーメイドで設計するのがメインだったのですが…


宿泊や終日の時間確保が難しい方向けに、つい先日「3時間合宿プログラム」というものもリリースしました。


都心から30分あれば行けるような“穴場の非日常空間”で、30人の壁など、組織の壁の突破に向けて関係性の質を整えていくプログラムです。


合宿が“やりっぱなし”にならないよう、事前の1on1セッションやフォローアップもセットにしています。


まずは3時間から手軽に、最高の合宿体験を味わっていただきたいですね。

キーワードは「予想外の創発」。これからの組織を変える“合宿3.0”とは?

もてけんさん

僕らはほかにも、みずから合宿を企画・実行する「合宿人」のコミュニティ形成や、最高の合宿にまつわるストーリーやナレッジを発信する合宿専門メディアとしてnoteで発信もしています。

石川

そんなに幅広く…合宿のことは全部もてけんさんに聞いたら解決しそうな気がしてきました(笑)。


今後はどんな展望を考えているのでしょうか?

もてけんさん

僕らは今後、「合宿3.0」を打ち出していきたいと考えています。

もてけんさん

まず「合宿1.0」は、昔ながらの社員旅行や研修合宿です。


基本強制参加で、旅館の宴会場でハメを外して盛り上がるようなやつですね。普段の飲み会の延長のガス抜き程度にはいいかもしれません(笑)。


合宿2.0」では、一方的に何かをやらされるのではなく、それぞれの参加者が大事にしている価値観や、これからどうしたいか? の未来をイメージし、

ミッション・ビジョン・バリューといった、チームや組織の未来をみんなで描き、チャレンジを創出していく


僕が2012年から携わってきた合宿の多くはこれに当たります。

石川

では、「合宿3.0」は…?

もてけんさん

一言で言うと、「予想外の創発」です。


合宿2.0までは、何かしらの目的やテーマを果たせれば十分だったんですが…これはある意味「予定調和」とも言えますよね。


「合宿3.0」は、この予定調和からいかに抜け出し、新しい何かが創造される体験を作れるか?が大切になってきます。

昭和的な社員旅行から、合宿2.0そして3.0へ

note.com

「合宿3.0」については、こちらの記事もご覧ください

もてけんさん

そのために僕らが意識していることのひとつが、「ローカルとのつながり」。


単に合宿地へ行くだけでなく、施設も含めた現地で活動する人とのつながりが生まれることで、

合宿後も再度訪れたり、活動に関わったりと新たな展開を起こしていきます。


ご縁とゆかりを創りにいく感じですね。

石川

なるほど…もはや合宿は「その場限り」ではなくなってきてるんですね…!

もてけんさん

そうなんです! 僕らもこれからどんどん「合宿3.0」を増やしていって、企業や地域の問題解決に貢献し、世の中を面白くしていきたいと思ってます。


また、合宿は「みんなで創るアート体験」と考えており、各領域のスペシャリストやアーティストまで…一緒に合宿を創る人たちがバラエティに富んでいるほど、豊かな合宿体験となると感じています。


最高の体験を一緒に創ったからこそ、深いつながりができ、合宿で出会った人と一緒に新たな活動や仕事をするような例も、実際に起きているんですよ。


このように、「最高の合宿をすると最高のチームになっていく」と確信していて、とにかく合宿をやるチームの数を増やしたいと思っています。


この記事を読んでいただいた方はぜひ、合宿というものに興味を持っていただいたらうれしいです。


自分のチームで合宿に行ってみたい、まずはソロで参加できる合宿に行ってみたい、企画してみたい…などなど、 無料相談も受けておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください!

「合宿=ちょっと長い会議」とイメージしていた方は、もてけんさんのお話でだいぶイメージが変わったのでは…!?

ようやくコロナが落ち着きを見せ、日常を取り戻しつつある今こそ、“最高の合宿”を体験する絶好の機会かもしれません。

組織の壁を突破したいなら、もてけんさんをはじめとした「合宿人」たちに頼ってみてはいかがでしょう?

経営合宿 完全ガイド

www.gasshukujin.com

“合宿のスペシャリスト”が、経営合宿を成功させる秘訣をまとめた「経営合宿完全ガイド」も必読です!

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