「数」のマーケから、「質」のマーケへ。急成長中のMacbee Planetが「LTV」に着目しつづけるワケ

「数」のマーケから、「質」のマーケへ。急成長中のMacbee Planetが「LTV」に着目しつづけるワケ

LTVマーケティングには、無限の可能性がある
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事業やサービスの成長に欠かせないのが「Webマーケティング」。

しかし、どんなに頑張っても広告効果がコストに見合わなかったり、1つの配信がうまくいってもその後の売り上げにつながらなかったり…。

現状になんとなく“停滞感”を抱いているマーケ担当のみなさんは、「数」から「質」に視点を変えてみるのがいいかもしれません

“クライアントファースト・成果主義”を掲げる株式会社Macbee Planetが、うまくいかないWebマーケの現状を打破するために提唱しているのが「LTVマーケティング」。

なぜ、計測が難しそうなLTVにあえて着目しているのか? そして、長期的なLTVの計測をどうやって実現しているのか…?

同社代表の千葉知裕さんに、くわしく教えてもらいましょう。

〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉

「量」の獲得ではなく、「質」に特化したアプローチを

千葉さん

株式会社Macbee Planetは、2015年に設立されたマーケティング支援会社です。


広告主の事業収益を伸ばす」をコンセプトにデジタルマーケティング支援を行っており、特に強みとしているのが「LTVマーケティング」の支援です。

石川

LTVマーケティングというのは…?

千葉さん

そもそもLTVとはLife Time Valueの略で、顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益のことを指します。


たとえば洗剤などの消耗品を、広告を見て1個買ってくれる顧客もありがたいですが…


毎月買ってくれる顧客はもっとありがたいですし、5年10年と長く買いつづけてくれる顧客はクライアントにとっては代え難い存在です。


そんな、代え難い「LTVの高い顧客」を獲得すること。そしてクライアントと一緒に、LTVを中長期的に最大化させる取り組みを進めること。


それが私たちの考える「LTVマーケティング」という手法です。

石川

Web広告って「クリック数」とか「コンバージョン数」とかに応じて対価を得るものだと思ってました。

千葉さん

たしかに、インターネット広告では目先の流入や受注といった短期的なコンバージョンばかりが重視されがちです。


それ自体は間違っていないのですが、クライアントの事業収益を伸ばすためには単純な「量」の獲得ではなく、「質」に特化したアプローチが必要だと考えています。

テクノロジーの力で、LTVの可視化を実現

石川

とはいえLTVって、計測するのが難しくないですか?

千葉さん

そうですね。LTV自体は多くの企業で経営指標として認識されていますが…


“ライフタイム”というだけあって、長期的に細かくデータを集めないと運用が難しい指標でもあります。


そこで私たちは、広告配信データ、Web・アプリ上での回遊データ、顧客情報などを集約し、LTVを可視化する独自のプラットフォームを構築しています。


まずは顧客獲得の質を上げるための「データ取得」。


広告配信を一括管理できるプラットフォームを通じて、個人情報の保護にも対応しながら配信ターゲットの行動ログを取得します。


次に、その行動データを解析し、ターゲットの特徴に合わせたコンバージョンまでのシナリオを設計します。


このとき、コンバージョンしたあとの継続や、アップセル・クロスセル*まで計算に入れたシナリオをつくれることが強みです。

*アップセルとは、顧客が購入検討したものよりもさらに価格帯が上の商材を購入してもらうこと。クロスセルとは、顧客が購入検討したものに関連する別商材を一緒に購入してもらうこと

千葉さん

準備したシナリオに合わせた広告配信のPDCAを回しながら、さらに弊社独自のWebホスピタリティツールを活用することで、コンバージョンへの最後のひと押しもサポートします。


さらに、新規ユーザーの獲得だけでなく、顧客ロイヤリティ育成のサービスも展開していて…


デバイス・ブラウザ・アプリを横断しながらユーザーデータを取得し、一元管理する基盤を構築しています。


Cookie規制等のハードルを超えた高精度のトラッキング技術を用いて、Web上の行動データとユーザーの利用データを突合することで、LTVデータを蓄積していきます。


LTVデータを広告関連データと連携することで、さらなる顧客獲得の質向上につなげることも可能です。


その後も長期的に、当社のプロダクトや外部ツールにLTVデータを返すことで、ターゲティング・シナリオの精度を高めながら、アップセル・クロスセルの自動化もサポートしていきます。

石川

ここまでいろんな技術が駆使されているとは…至れり尽くせりですね。

千葉さん

テクノロジーへの投資を惜しまなかったことは、弊社の大きな強みです。


2021年には、エンジニア集団である株式会社AlphaをM&Aで子会社化しています。


同社は的確なデータ取得技術を有しているから、「本当に広告を必要としている人にきちんと広告配信ができる」というわけです。

石川

だから顧客ロイヤリティの向上にもつながるんですね。

千葉さん

そうですね。技術の向上は社員の生産性を上げ、事業収益性を高め、クライアントにも還元できるものだと考えています。

市場は“伸びる”のではなく“伸ばせる”もの

千葉さん

私自身は、市場は勝手に“伸びる”のではなく、まだまだ“伸ばせる”ものだと捉えていて。


そのためのカギとなるのが「LTVマーケティング」だと思っています。

千葉さん

先にお話しした通り、現在のWeb広告は、配信量やクリック数などの「数」に応じた課金体系が一般的ですが…


弊社が提供する「LTVマーケティング」は、売り上げに応じた成果報酬型


この「質」を重視した成果報酬型のWeb広告により、プレイヤーが置き換わったり、市場が大きくなったりする可能性があります

千葉さん

今は2.7兆円ほどの規模があるインターネット広告市場ですが…


この中で小さくない部分を弊社が提唱する「LTVマーケティング」に基づく広告に置き換えていくことで、市場全体が4兆円にも5兆円にも拡大していくと考えています。


現に当社は、約140人の従業員数で売り上げ350億円を見込んでいて、高いの生産性を誇っています。

石川

なるほど…数から質に移行することで、市場自体も大きくなっていくんですね。

千葉さん

成果報酬型は大企業が本格参入できていない状況で、既存プレイヤーも限られています。


単純にチャンスがある市場だと言えますが、未来のことを考えたとき、競合同士でシェアを奪い合うタイミングではないので…


今は多くのプレイヤーで共創して、伸びしろのある成果報酬型の市場を大きくしていくのが至上命題だと考え、今後もクライアントファーストでサービスを提供していきます。

千葉さん

さらに、数から質のマーケティングに移行していくことは、社会に流通する情報の質を上げていくという意味でも、価値のあることだと思っています。


年間10%以上成長しているインターネット広告業界ですが…実はデジタル広告予算の約40%が、誤ったオーディエンスに浪費されているというデータがあるんです。

石川

えっ…興味がなさそうな人のところに、無駄な情報を届けちゃってるってことですよね?

千葉さん

まさに。今後はCookie規制などによりさらに広告配信の精度が落ち、費用対効果も悪化していくと予想されます。


「LTVマーケティング」でこれらの課題を克服し、人々に届ける情報の質を高めていくことで、世の中をもっと豊かにできる可能性が秘められています


マーケティングは“頭打ち”だと思っていた方も、ぜひ「LTV」という無限の可能性にご注目いただき、これからの未来を楽しみに待っていただけたらと思います。

市場のシェアを獲るのではなく、市場を拡大させる。そして、マーケティングの“無駄”を減らしていく。

そんなMacbee Planetが提供するLTVマーケティングが、業界の流れを変えてくれるかもしれません…!

広告で獲得したユーザーが定着しない、継続した購入につながらないといった課題を抱えているマーケティング担当の方は、Macbee Planetに相談してみてはいかがでしょう?

さらに、Macbee Planetでは現在、採用も絶賛強化中とのこと。「LTVマーケティング」が描く未来にワクワクした方はぜひ、採用ページをチェックしてみてください!

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