製造業のBtoBマーケ・営業に必要なのは「脱・販売施策」。注目企業が提唱する“ある課題感”とは

製造業のBtoBマーケ・営業に必要なのは「脱・販売施策」。注目企業が提唱する“ある課題感”とは

2社のタッグで製造業の価値を最大化
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BtoBに特化した専門家集団・株式会社FLUED(フルード)。

BtoBにおけるマーケや営業DXをまるっとサポートしてくれる企業なのですが、このたび、Monointive(モノインティブ)株式会社と、製造業におけるマーケティング・セールス支援に関して業務提携を開始したんだそう。

なんでも製造業のBtoBマーケは「難易度が高い」と言われているようですが、その理由は…? そして協業したその先にどんなビジョンがあるのか、同社・代表取締役の松永創さん、Monointive 株式会社・代表取締役社長の斉藤拓真さんに話を聞きました。

これをきっかけに、日本の製造業が変わるかも…!?

〈聞き手=古川裕子(新R25編集部)〉

まずは簡単におふたりの経歴をご紹介

株式会社FLUED CEO/代表取締役 松永 創(まつなが そう)

  • 日本では数少ないBtoBマーケティング/営業に特化した専門家集団「株式会社FLUED」CEO/代表取締役。国内初のBtoB営業DXに関する書籍「業務効率化からはじめるBtoB営業DX」著者。オフライン施策/オンライン施策どちらも「企画から実行まで」の支援をポリシーとしている。スタートアップから上場企業まで幅広くサポートし、13年のキャリアで支援したプロジェクトは500件以上。自社メディア「営業DX.jp」を運営。プライベートでは1児の父。

Monointive株式会社 代表取締役社長 斉藤 拓真(さいとう たくま)

  • 2011年、オリンパス株式会社に入社し、製造業向けの研究開発や品質保証のための解析・測定装置の販売に従事。その後、マーケティング部門へ異動し(同事業は株式会社エビデントへ分社)、BtoBマーケティング機能の立ち上げや各種ツールの導入などを経験。製造業のBtoBマーケの遅れと、分業型の営業・マーケ体制の可能性を感じ、2024年にMonointive株式会社を創業。現在は、「製造業向けのBtoBマーケ・営業支援」と「マーケ・営業関連ベンダー向けのクライアント支援」をおこなっている。

製造業におけるマーケティングの現状とは

松永さん

株式会社FLUEDはBtoBに特化したマーケ・営業DXを推進する会社です。


以前、当社の取り組みについてはご紹介いただきましたが…


このたび、製造業のBtoBマーケに精通しているMonointiveさんと業務提携を開始することになったんです。

斉藤さん

私たちもFLUEDさんも、日本では数少ないBtoBマーケティングという領域で業務をおこなっています。


提携することで、より確度の高いサービスが提供できると思っています。

古川

マーケティングといってもいろいろありますが…そのなかで製造業に目をつけたのはどうしてなんですか?

斉藤さん

以前の勤め先でマーケティング部門に携わったのがきっかけです。それから同じ業界の方と話すうちに、製造業のBtoBマーケの遅れに危機感を持つようになって。

松永さん

もともと当社もBtoCよりBtoBマーケティングに可能性を感じていて、あえてそれに特化してるので…


MonointiveさんとFLUEDが手を組むことで、製造業のBtoBマーケに改革を起こせると思ったんです。

古川

特に課題がある業界ってことなんですね。いま、製造業のマーケティングってどんな状況なんでしょう?

斉藤さん

まず、製造業って参入障壁が高いんです。


コストも膨大だし、飲食店やサービス業みたいに簡単に始められません。


ゆえにレガシーな企業が多く、歴史を重ねるなかで業務が複雑化してしまい、結果的に営業を効率的に推進するためのDXはあまり進んでいないんですよ。

古川

ということは、マンパワーによる営業が主流なんでしょうか?

斉藤さん

見込み客の発掘・商談クローズ・納品、アフターフォローまですべて外勤営業がやる、いわゆる「先発完投型の営業組織」が多いんです。


このスタイルだと顧客とは密な関係にはなれる…が、その結果、起こるのが「俺の客問題」。

松永さん

こうした営業スタイルとインサイドセールスのような仕組みとはマッチしない部分があるんですよね。


やっぱり長年関係を築いてきた自分のお客様に、内勤営業が電話をするのには抵抗感を感じられる方もいらっしゃいます。


一方で、顧客のDXが進んだのとコロナの影響で、これらのビジネスモデルの一部は機能不全に。


時代に即したマーケをしていく必要があるというのが現状です。

時代に取り残されがちな製造業のBtoBマーケ。だからこそ可能性がある

斉藤さん

業界のそもそもの問題として、マーケティングの定義が曖昧という課題があります。


製造業では「セールスマーケティング」という概念は薄くて、「プロダクトマーケティング」が主流なんですよね。

古川

えーと、どういうことですか(笑)?

斉藤さん

この辺は製造業の方じゃないとわかりにくいですよね(笑)。


本来は、「セールスマーケティング」によって見込み客の獲得やターゲット層に合わせた施策を考えることが大事。


でもそうではなく、売ることを営業の一環としてしか考えていない会社が多いんです。


その証拠に、製造業では「マーケティング部」という部署は少なくて…


「販売支援課」「営業企画課」のような名前で、バックオフィスや営業事務(展示会の準備など)をおこなう部署になっていることが多いんです。

「セールスマーケティング」「プロダクトマーケティング」って?

  • セールスマーケティング」…見込み客の創出・商談送客・カスタマーサクセスの実現などに向けて、ターゲティング施策の検討・立案をする仕事


  • プロダクトマーケティング」…市場ニーズ・自社顧客からの要望・競合製品の分析を通して売上・利益が最大化する製品の企画・市場導入する仕事

古川

マーケティングの重要性があまり認識されていないと。

斉藤さん

そういうことになりますね。


顧客情報・商談情報をExcelで管理されている会社もまだまだたくさんあります。

松永さん

たとえば名刺管理ツールを活用すれば、リードの獲得も可能です。


でも現状は、部分的にしか導入されていなかったり、営業マン各自が個別にアプリを使っているだけだったり…


ツール同士も連携されていないから、データが分散しています。私たちは今後、この状況を定量調査しようとも思っているんですよ。

古川

改善ポイントはたくさんありそうですね…

斉藤さん

古くからあるシステムをずっと使っていて、最新のツールとの連携ができないなど、複雑化していますから。

松永さん

たとえば統合が難しい例としては、以下のようなものがあります。

松永さん

簡単ではないですが…だからこそ、製造業のBtoBマーケ・営業DXにはまだまだ伸びしろがあると強く感じているところです。

“売れる戦略”の設計に必要なのは…?

古川

実際にどのようなことをおこなっていくんでしょうか?

松永さん

まずは顧客情報や新規リード情報などを一元管理できる状態にするなど。


分散したデータを整理しないといけないので、CRA/MAツールの導入は必須だと考えています。

斉藤さん

新規リードの獲得やインサイドセールスによる商談送客など、マーケ側のKPIとセットで進捗管理することにより、施策の推進が再現しやすくなり、結果的に成果につながっていくと思います。

古川

いわゆる訪問営業など、従来の手法から脱却するってことですか?

松永さん

まさに。製造業のBtoBマーケ・営業DXに必要なのは「脱・販売施策」。


販売施策をそのまま営業マンに下ろすのはもうやめるべきだと思ってます。

斉藤さん

DXの推進と業務の効率化によって、かなりの変革を起こせるはず。


外勤営業に依存せずに市場開拓や販売施策を進めることにより、営業×マーケの相乗効果でさらなる成長が期待できます。


BtoB営業や製造業マーケティングで行き詰まりを感じているなら、ぜひ私たちにおまかせください!

松永さん

それぞれ無料相談会も実施しています。いつでもお気軽にお問い合わせください。

製造業のBtoBマーケという分野で手を組んだ株式会社FLUEDMonointive 株式会社

いずれも無料相談会をしているとのことなので、マーケティングやDXに課題を持っているのなら問い合わせをしてみる価値はありそうです。

“ものづくり×BtoBマーケ”の融合のその先に、新たなビジネスチャンスが待っているかもしれません…!

〈執筆=箕田圭一/編集=古川裕子〉

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