“人をケアする側”の医療従事者にも、心身に向き合う機会を。癒しと学びが得られるリトリートツアーの魅力

“人をケアする側”の医療従事者にも、心身に向き合う機会を。癒しと学びが得られるリトリートツアーの魅力

人生を整理し、振り返る時間を提供
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高齢者の方が楽しく元気に暮らせるよう、広島県でヘルスケアサービスを展開しているNurse and Craft株式会社

以前『企業トピ』でも、スマートウォッチを活用した高齢者の健康管理の取り組みについてご紹介しましたが…

この度、「医療・介護従事者」の心身をケアするサービス「とびしまナース・リトリート」を開始したそう。

日常の仕事の忙しさから離れ、自己を見つめ直すためのツアーだそうですが…

参加するとどのような体験が得られるのか、同社の黒﨑亜耶さんに聞いてみました。

〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉

人をケアする側だからこそ、リトリートが必要

石川

「リトリート」って最近よく聞きますが…

黒﨑さん

「リトリート」とは、住み慣れた土地や環境から離れて過ごすことで、心身ともにリセットするというもの。


普段訪れない場所で深く内省し、ストレスから解放されることで、新たな視点やエネルギーを得ることが目的とされています。


なかでも「とびしまナース・リトリート」は、病院や施設で働く看護師やリハビリ職など医療・介護従事者に対象を絞った、新しい形のリトリートツアーです。

黒﨑さん

命を守る医療従事者には、想像以上のプレッシャーがかかります。


さらに、少子高齢化で慢性的な人手不足に陥っており、いたるところで医療・介護従事者が疲弊しています。


でも…人をケアする側である医療・介護従事者のみなさん自身が心身ともに健康でなければ、患者や利用者に優しく接することは難しいという考えを、当社は大切にしていて。


そんな想いから、日常の仕事の忙しさから離れ、新たな学びと癒しを得るためのツアーを立ち上げました。


2023年から実験的にモニターツアーを開始。2024年より、本格的な運営開始に至るところです。

石川

忙しい人や日頃ストレスが多い人こそリフレッシュが必要ですよね…!


ちなみに「とびしま」というのは?

黒﨑さん

広島県呉市から7本の橋で結ばれている「とびしま海道」のこと。瀬戸内海の美しさを堪能できる場所です。


天気がいいときの瀬戸内海は、きらきらとしてとても素敵なんですよ。

これは癒されそう…!

黒﨑さん

海沿いの県道を歩いたり、風情のある民家の合間を散策したりするだけでもリフレッシュできると思います。

黒﨑さん

ちなみに、泊まっていただく宿も“非日常”感を意識して選定しています。


こちらの宿は、一般社団法人まめなという団体が運営する宿泊施設。


風情がありますが、建物はリノベーションをしたばかりで、Wi-Fiも完備しています。

「とびしまナース・リトリート」で得られる”3つの体験”

石川

ツアーでは、具体的にはどのような体験ができるんでしょうか?

黒﨑さん

とびしまとつながれるコンテンツをたくさん用意していますが…大きくわけると3つの体験ができます。

その①:食事を楽しむ

黒﨑さん

まずは食事。


収穫したばかりの野菜を入れたお味噌汁や漬物、旬の野菜といった…瀬戸内海名産の野菜や果物、魚などを堪能できます。


色とりどりの食材でつくられたディナーも大好評です。

黒﨑さん

オプションで、地域のおばあちゃんたちと一緒に昼食を作って食べる「コミュニティランチ(農床おかず会)」や、バーでお酒を楽しむことも可能です。


採れたてのミカンでつくるお酒は、ここでしか味わえないのでおすすめですよ。

その②:自然と遊ぶ

黒﨑さん

次はアクティビティ。


とびしまは海も山も楽しめる島なので、季節や天候によって、サイクリング・釣り・瀬戸内ビーチでのヨガ・果物の収穫などを体験できます。

石川

聞いているだけでテンションが上がりますね!

黒﨑さん

地元のおばあちゃんの家に遊びに行くプランも。


おもてなしが大好きなおばあちゃんが、快くお客さまを迎えてくれます。


豊かな経験や昔話を聞くと、島の暮らしがより身近に感じられますよ。

その③:学びの体験

黒﨑さん

そしてもっとも特徴的なのは、「学びや気づき」を得られる体験ができることです。

石川

どんなことをするんですか?

黒﨑さん

象徴的なのが「ライフデザインノート」。


チェックイン時に、特製のノートをお渡ししているんです。

黒﨑さん

これは、これまでの人生を整理し、振り返る時間を提供するもの。


あらためて自分の感情や思考と向き合い、自己理解を深めることで、これからの活力を養っていただきます。ストレスの軽減も期待できますよ。

石川

あえての手書きというのも、非日常感があっていいですね…!

黒﨑さん

さらに、以前お話しした通り、当社では先進のヘルスケアサービスを展開しています。


「とびしまナース・リトリート」では、これらのサービスの体験も可能。


スマートウォッチや尿検査キットを利用して、ご自身の身体のデータや栄養状態を測定できます。

石川

医療従事者の方々は、患者さんの健康に向き合うことには慣れていても、ご自身の健康に向き合う機会はあまり多くなさそうですよね。

黒﨑さん

そうなんです。忙しくて自分の健康を後回しにしがちな「医療・介護従事者」の方に、ご自身の身体にも思いを馳せていただきたいと考えています。


さらに、このような取り組みのきっかけとなった、“日本の医療介護の課題”への問題提起も兼ねているんですよ。

福利厚生や研修で、“学び”の持ち帰りも叶う

石川

参加した方からはどんな反応がありましたか?

黒﨑さん

「他人のために頑張っているつもりでも、どこかズレてしまっていたときに、元に戻るヒントを得られた


「頑張って考えて悩んでもがいている人にこそ、一度立ち止まって休んでほしいと思う」といった声をいただいています。


日常生活や日々の仕事のなかでギャップに苦しんでいた方が、立ち止まって考える時間をつくれたことで、何か気づきを得ていただけるケースが多いですね。

石川

毎日の生活に追われると、意外と自分の状況に気づかないことは多そうですね…

黒﨑さん

そうなんです。「自分は大丈夫」と思っていても、じつは疲弊していることが多いんです。


また頑張ろうと思えるようになった」などと言っていただけると、こちらも充実感を得られます。

黒﨑さん

「とびしまナース・リトリート」は、アクティビティを自由に組み立てられるのも特色のひとつ。


そのため、福利厚生や研修として活用することも可能です。


福利厚生なら、リフレッシュに加えてモチベーションアップやエンゲージメントの向上のためのプランを入れることも。

石川

研修だと、どんなことがメインになるんですか?

黒﨑さん

先ほどお伝えした先進のヘルスケアサービスを経験したり、過疎地医療の実態や課題について話し合ったりします。


過疎地の実態を肌で感じられた」と、参加した方からも好評をいただいています。

石川

単に飲んで食べて遊ぶだけはなく、有意義な印象ですね。

黒﨑さん

本当の意味でリトリートするためには、学びも大切です。


インプットとアウトプットができるのが「とびしまナース・リトリート」の特徴。


サイトでは豊富なオプションも用意しています。いつでもご予約・ご相談をお待ちしております。

「医療・介護従事者」の方がリフレッシュしてイキイキと仕事ができるようになれば、誰もが安心できる世のなかに。

Nurse and Craft株式会社の「とびしまナース・リトリート」が、それを実現してくれるかもしれません。

病院や施設の福利厚生や研修、看護学部の実習の場として、ぜひ活用してみてください。

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