社会問題と化した「就活の負のスパイラル」を解消。本物の面接音声が聞ける“赤本”が必聴すぎる

社会問題と化した「就活の負のスパイラル」を解消。本物の面接音声が聞ける“赤本”が必聴すぎる

“忙しすぎる”大学生を救うサービスが登場!
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就活において避けては通れない“面接”。対策マニュアルを頭に叩き込みつつ、不安と緊張で怯えている就活生も多いのでは…?

そんな就活生を救うために生まれたのが、まさかの“ホンモノの面接音声が聴き放題”というVoice Career

ありそうでなかった画期的なサービスの実態を、運営元の株式会社Edu Studio 代表取締役 原 誠一郎さん執行役員 三代崎 伸一郎さんに聞いてみました。

〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉

ブラックボックス化した面接のリアルを届ける“赤本”

原さん

「Voice Career」は、就活生向けの新しい面接対策サービス。


「本物の面接」の音声を集め、就活生が自由に聞けるようにしたデータベースです。

石川

模擬面接ではなく、本物の面接なんですか…?

三代崎さん

はい。過去の就活生が、自分自身の振り返り用に録音した「本選考」や「インターンシップ」の面接音声を回収し、掲載しています(※プライバシー保護のため、音声は匿名加工をしています)。


言わば「面接の赤本」。合格した面接はもちろん、不合格時のデータもあるので原因分析にも役立ちます。

原さん

大学生が就活の過程で必ずおこなうのが、面接対策。


ある就活サイトの調査では、400名以上の就活生を対象にヒアリングしたところ、72%の学生が「面接」にもっとも不安に感じているという結果が出たそうです。

石川

わかります…不確かな情報から「何が聞かれるか」を予測するしかないから不安ですよね。

原さん

どんな雰囲気なのか、どんな質問が飛んでくるのかがわからないだけでなく…


合格した先輩がどんな話し方や伝え方をしていたのかがブラックボックス化しており、“模範”がない状態です。不安になるのも当然ですよね。


ビジネスの現場でも、最初は上司を真似るのが定石なのに、就活の面接に“模範”がないのはおかしい。


そんな思いで、先輩が後輩に引き継ぐ仕組みづくりを担うためにこのサービスを開発しました。

石川

まさに“赤本”ですね…! 就活生からの反響はどうですか?

原さん

おかげさまで大変好評です


2023年6月末に始めたばかりで、まだ試作段階ではあるんですが…2024年1月現在、登録者数は1,000名以上に達し、ほとんどがアクティブユーザーです。


月刊再生回数も4万回に届く勢いで伸びています。

忙しい就活生のために、目次機能やバックグラウンド再生機能も追加したそう

三代崎さん

会員の9割は、いわゆる高学歴の学生。真剣かつ効率的に就活をしたい方が登録してくれている印象です。


「はやくアプリにしてほしい」「有利に進めたいからまだ流行らないでほしい」など、前のめりな感想をたくさんいただいています。

石川

就活生からしたら喉から手が出るほど欲しい情報ですよね…人気が出るのはわかります。

原さん

実際の面接という“一次情報”は、やはりどんな情報よりも信頼性がありますよね。


100人以上の就活生にヒアリングしたことに加えて、私たちが就活生だったころに欲しかったものを形にしているので、従来の就活サービスとは一線を画していると自負しています。

石川

現在、どれくらいの面接データが登録されているんですか?

三代崎さん

就活生に人気の企業を中心に140社以上。時間にすると、1万分以上の音声を収録しています(※2024年1月時点)。


具体的には、いわゆる7大商社と言われる大手商社をはじめ、外資系コンサル・メガバンク・総合デベロッパー・大手広告代理店・メーカー・3大海運、IT企業、通信など…そうそうたる企業の音声が集まっています。

三代崎さん

「Voice Career」のサイトでは、社名での検索や業界別の検索も可能。よく選択される企業もピックアップしています。


自分が気になる業種の面接だけを選んで聞くこともできますよ。

就活市場の“過渡期”を乗り越え、企業にもメリットを提供

石川

就活生にとってはメリットしかないと思いつつ…生の声を公開することで、企業側にデメリットはないのでしょうか?


企業からすると、面接を公開されるのは抵抗がありそうな気もしますが…

三代崎さん

おっしゃる通り、企業さまからすると懸念もあるかと思いますので、最大限配慮しています。


たとえば、プライバシー保護のために音声には編集を入れ、就活生はもちろん、採用面接官の匿名性も担保。


さらに、登録できるのは「本物の就活生」のみ。大学専用のメールアドレスを持っている方だけが登録できるように制限しています。

石川

なるほど、余計な情報が外に漏れないように工夫されているんですね。

三代崎さん

あくまで就活生の面接スキルアップや効率的な情報収集を目的として、必要な情報だけを必要な方にのみ公開するスタンスです。


就活生にとってはもちろん、企業のためにならないと判断した音声については掲載を控えています。

原さん

当然ながら、企業を陥れよう、敵対しようといった意図はまったくありません。


むしろ、過渡期のファーストキャリアの現場を、企業さまと一緒に乗り越えていきたいという想いがあるんです。


ゆくゆくは広告を募ったり、就活生が集まる説明会やイベントを主催したりと、企業の採用担当の方にもメリットを感じていただけるようなサービスを展開したいと考えています。

社会問題と化した“就活の負のスパイラル”を解消したい

石川

「過渡期」とおっしゃいましたが…今の就活の現場には、そんなに課題があるのでしょうか?

原さん

そうですね。特に昨今の新卒就活の「早期化と長期化」は社会問題と言っていいほどです。


今の大学生って、本当に忙しいんですよ。学業はもちろん、部活、サークル、アルバイト…加えて、就活の早期・長期化により、就活に1年以上時間を費やしてしまうのが当たり前になっています。


やりたいことに使う時間や、そもそもやりたいことを見つける時間すら与えられずに“就活戦争”に放り込まれてしまうんです。

石川

たしかに今はインターンシップ制度もありますし、入学したらすぐに就職を意識させられるような雰囲気なんだろうな…

原さん

どうしても大学生は社会的には弱い立場なので、実態として企業側の方針が優先されがちです。その結果、就活自体も形骸化しつつあって。


本来就活は、学生時代に頑張ったことを伝える自己表現の場のはずなのに、もはや就職活動自体が“ガクチカ”になりかねない始末です。


個々人のキャリアにも満足に向き合えていないため、学生と企業のミスマッチが生じることも危惧されます。

石川

学生にも企業にもよくない流れになりつつあるんですね。

三代崎さん

無駄な情報戦になったりプレッシャーをかけられたりすることなく、それぞれが自分のキャリアと向き合える時間をつくりたい。


そのほうが、学生にとっても企業にとってもよりよい世界になると確信し、面接をオープンにする挑戦を始めました。


面接をオープンにして生の声を聞ければ、それに勝る情報はありません。


「ブラックボックス」がオープンになれば、もっと効率よく就活を進められるはず。就活生の負荷を減らして、大学より就活優先という“負のスパイラル”を解消したいと思っています。

「Voice Career」が解決したいこと

  • ✔️就活による学生の負荷を軽減し、本来学生が在学中に熱中したかったことに注げる時間を創出する

  • ✔️学生・企業間における情報の非対称性を解消する

  • ✔️地域・学歴などによる学生間の情報格差を解消する

  • ✔️過度な圧迫面接・オワハラ(「内定を出すから他の企業は断ってくれ」と要求すること)を予防する

  • ✔️人材流動性の高まる現代において、負担が増大している面接業務に革命を起こす

原さん

私たちにも当然、学生時代がありました。


学生時代は就活以前に、「自分の可能性」と向き合う時間にしてほしいと思います。


そうして自分の個性や能力を磨き、社会に羽ばたいていってほしいですね。

おふたりとも慶應義塾大学出身なんだそう。自身が就活戦争を経験してきたからこそ生まれたサービスなんですね

三代崎さん

中長期的には集積した音声データを活用し、AIと掛け合わせることでより革新的なサービスにしていきたいと考えています。


就活に悩む学生さんにとって、「Voice Career」が解決の一手となれば幸いです。

「Voice Career」で手に入るのは有力な情報だけでなく、自分のキャリアとじっくり向き合う時間でした。

就活を有利に進めたいなら、ブーム前夜の今がチャンス。カオスな情報戦を回避し、本当に入りたい企業の内定を得るためにも、早めの会員登録をおすすめします…!

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