離職率低下、採用コスト削減を実現。リピート企業が続出の「野外研修」で、心理的安全性が生まれるワケ

離職率低下、採用コスト削減を実現。リピート企業が続出の「野外研修」で、心理的安全性が生まれるワケ

焚き火を囲むと絆が深まる“根拠”とは…!?

どんな企業においても欠かせないのが「強いチームづくり」。

チームビルディングに課題を感じている方は、アウトドア研修を取り入れてみてはいかがでしょう?

オフィスでも会議室でもホテルでもなく、まさかの“野外”で研修。

一風変わった研修のメリットと魅力を、一般社団法人 日本野外研修ワークショップ協会の代表理事・田中孝治さんに教えてもらいました。

〈聞き手=石川みく(新R25編集部)〉

「野外研修」で絆が深まる“根拠”とは?

田中さん

私たちは、いつもの研修や社内旅行とは一味違う「野外研修」を提供しています。

石川

研修を、社内や会議室ではなくて「野外」でやるってことですか…?

田中さん

はい!言わば“体験型アウトドア社員研修”ですね。


いつもの社内でいつものメンバーと顔を突き合わせても、いいアイデアは出づらいですよね。一方、非日常の「アウトドア」なら、それだけで開放感を味わえます。


単なる飲み会でもなく、単なる社員旅行でもない、フラットで建設的なコミュニケーションを取ることができるようになります。


働きやすくて生産性が高い組織をつくるために、腹を割って話せる時間と空間をご用意するのが私たちの役割なんです。

田中さん

アウトドアというと「なんとなくリフレッシュできるもの」くらいのイメージかもしれませんが…ちゃんと根拠があるんですよ。


1/fゆらぎ」って聞いたことありますか?

石川

なんとなくは…

田中さん

「規則的でも不規則でもない揺らぎ」を指す言葉で、とりわけ自然のなかには「1/fゆらぎ」があふれているんです。


たとえば波の音、木々のせせらぎ…自然界の予測できない“ゆらぎ”に、人の心を癒す効果があると言われています。


また、人は忙しいと五感をシャットダウンしがちですが、自然のなかにいると、五感を使って自分らしさを取り戻そうとします。


自然には「自分の行動や感情を制御する能力」を回復させる効果もあるんですよ。

石川

知らなかった…だから忙しいと自然豊かな場所に行きたくなるんですね!

田中さん

とりわけ効果的なのが焚き火です。


心理学には「安心安全な場」と呼ばれるものがあります。この場ではどんなことを話してもいい、批判や否定もなくみんな受け容れてくれると思える場所。


自己開示と他者受容の両方がないとできない場です。


アウトドア研修の1日を通して一緒に研修をともに過ごしたメンバーとは、自然と想ったことを伝えることができます


焚き火の魅力は、フラットなコミュニケーションを通じて人とのつながりをつくること。まさに「安全安心な場」を演出してくれるんです。

焚き火の炎にも「1/fゆらぎ」の法則があるんだそう

石川

いわゆる”心理的安全性”というやつですね。

田中さん

まさに。心理的安全性は、Googleのリサーチチームが発見した“5つの力学”のなかでも特に重要だと言われています。


リサーチ結果*によると、心理的安全性の高いチームのメンバーは離職率が低く、他のチームメンバーが発案したアイデアをうまく利用することができるそう。


「効果的に働く」とマネージャーから評価される機会が2倍多いという特徴も判明しています。


忌憚のない意見交換ができる機会をつくることで、結果的に社員の活躍や離職率の低下につながるんです。

「チームで助け合って課題解決するプロセス」を体感できる、充実のプログラム

石川

具体的には、どんな流れで研修が進むんですか?

田中さん

さまざまなプランがありますが、基本的には一泊二日の研修旅行が人気です。

田中さん

焚き火やバーベキューなどの“心理的安全性を高めるイベント”はもちろん、研修のなかでインプットとアウトプットを繰り返していただくのも特徴のひとつ。


通常の研修は座学のみを実施することが多いのですが、JOWAのアウトドア研修では、実際にインプットしたことをすぐアウトプットすることで、実践で試すことができます。


2日間かけて繰り返しおこなうことで、学びが定着し、研修後も学んだことを思い出せる仕組みになっています。

石川

なるほど…「チームアクティビティ」というのはどんな内容なんですか?

田中さん

チームで助け合って難題を解決するプロセス」を、身体と頭を使って学べるコンテンツを体験していただきます。


以下はほんの一例です。ほかにも、一部の施設限定ですが夏は沢登りをしたり、企業が解決したい課題に合わせてコンテンツを組み合わたりも。また、リクエストがあればそれを取り入れて実施しています。

こんなコンテンツがあります

  • ブラインドテント

  • メンバーからの指示を頼りに、目隠しをしてテントを組み立てるチャレンジ。「指示を出す難しさを知って、上司の気持ちになれた」「競争ではなく協力が必要だと気づいた」など、たくさんの気づきが得られる


  • 蜘蛛の巣

  • 蜘蛛の巣のようなロープの間を、体に触れさせずに反対側に潜り抜けるチャレンジ。チームの全員が反対側に行けるように試行錯誤することで、チームで一丸となって問題解決するプロセスを体験できる


  • ・​丸太越え​

  • 全員で手をつなぎ、手を離さずに高さ2m弱の丸太を越えるチャレンジ。一見難易度が高そうに感じるものの、チームで考えて助け合うことでさまざまなチームが実際にクリアしているそう

田中さん

以上がベーシックな「アウトドア研修」プランですが、ほかにも目的に合わせてさまざまなプランをお選びいただけます。


たとえば、名著『7つの習慣』の内容を楽しく学べる「7つの習慣®Outdoor」。


これは「自立」と「チームワーク」を学べる体験型研修。座学と体験を通して、『7つの習慣』のエッセンスを頭と身体で理解できます。


その他にも社員旅行などで組み合わせて実施できる2-3時間のショートプログラムもあります。

ほかにもこんなプランが!

  • 【アウトドア研修】

  • ・トレジャーグランプリ(チーム対抗でおこなうリアル宝探しゲーム)

  • ・チームビルディング(120分でコミュニケーションの質が上がる追加プログラム)


  • 【目的別研修】

  • ・社員旅行

  • ・社員研修

  • ・ワーケーション

  • ・スポーツ選手向けチームビルディング

リピート率95%!「アウトドア研修」で得られるメリット

田中さん

おかげさまで、過去15年間で1,354社、総勢53,258名が私たちの研修を利用してくれています。

有名企業も導入事例も多数あるそう

田中さん

わずか一泊二日で“働き方改革”が実現した」という声や、コンサルタントに依頼したり講演会を頼んだりするより費用対効果が高い」といった声をいただいています。


リピート率も95%とかなり高く、長年続けてくださっている企業さんからは「社内に”共通言語”が生まれた」というフィードバックをいただきました。

石川

やっぱり、社内研修に活用される方が一番多いんでしょうか?

田中さん

そうですね。なかには社員ではなくて、内定者研修に利用してくれている企業もいらっしゃいます。


新卒入社の社員の離職を防ぐためには、人間関係、特に同期との関係性が重要。


早い段階でアウトドア研修をおこなうことで、同期がかけがえのない“仲間”となり、定着率がアップ


1名に内定辞退されるごとに、追加採用費などで約100万円かかると言われているので、それを防ぐことで採用のコストダウンにつながります。

石川

研修の場所はどうやって決めればいいのでしょうか?

田中さん

全国に18の提携施設があるので、そこから自由にお選びいただけます。


施設のなかにはホテルもあるので、テントに泊まらなくてもOK。みなさんが気持ちよく研修を受けられるよう、ご要望に合わせて柔軟にカスタマイズさせていただきます。


私たちは、これからも多くの企業の絆を深め、強い組織をつくるためのお手伝いをしていきます。


チームビルディングに課題を感じている企業の方はぜひ、お気軽にお問い合わせください!

野外で研修って、旅行と変わらないんじゃ…と若干思っていましたが、実際はアウトドア“だからこそ”のメリットが多数あると判明。

強いチームをつくりたい人事の方や経営者の方はぜひ、オフィスの喧噪から離れることで生まれる“絆”を体感してみては?

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