運賃値上がり、ドライバー労働時間に規制…“物流”の「2024年問題」を改革する浦安の巨大倉庫

運賃値上がり、ドライバー労働時間に規制…“物流”の「2024年問題」を改革する浦安の巨大倉庫

24時間・365日、1品からOK!

2024年4月から、「物流」が変わります。

ドライバーの労働時間に上限規制が設けられ、大手の宅配運賃も値上がり。どの企業も、物流の方法を考えなおすタイミングにきています。

そんな物流問題解消のカギを握るのが、浦安で物流倉庫を運営する株式会社ライフポーター

代表取締役・八反田大作さんに、これからの物流倉庫の活用法を伺いました。

〈聞き手=山田三奈(企業トピ編集部)〉

陸・空・海を網羅した「浦安」という物流拠点

八反田さん

株式会社ライフポーターは、千葉県・浦安市(舞浜)で物流倉庫を運営する会社です。

八反田さん

浦安は、東京都内および首都圏エリアへの配送に最適な立地にあります。


成田空港・羽田空港への「空輸便」をはじめ、東京~横浜港湾エリアへの「船舶」など、世界中の輸送品目が集中する、物流の利便性が高いエリア。


そんな好立地に、3,200坪(約1万560平米)の広大な自社倉庫を保有しているんです

陸路だけでなく、空路にも海路にも強い巨大倉庫です

八反田さん

在庫保管の拠点としてはもちろん、デポ(小型物流拠点)やドッキング場(仕分けをおこない出荷する場所)、中継拠点…など、臨時的な物流拠点としても活用いただけます。

山田

へえ…!「一時的な拠点」としても活用できる倉庫なんですね。

八反田さん

はい。


これまで企業の物流は、効率化を図るために拠点を集約させる「一拠点集約型物流」が主流でしたが…


2024年問題*が懸念されるこれからの時代は、拠点を分散させる「分散型物流」に変わっていかなければいけません

*2024年問題…働き方改革法案で、ドライバーの時間外労働時間が年間960時間に制限される。一人当たりの走行距離が短くなるので長距離でモノが運べなくなり、物流に支障が出ると懸念されている問題

八反田さん

2024年4月からドライバーの労働規制が始まると、一拠点への長距離移動が難しくなります。


新たな物流拠点をつくったり「中継拠点」を設けたりして長距離移動を減らすことが、2024年問題解消のカギになるんです。

八反田さん

またドライバー不足に伴い、今後は大手運送会社の宅配運賃も値上がりすることが予想されます。


地方の会社や工場、倉庫から関東や東日本に商品を発送・移動させるには、これまで以上に費用も時間もかかるはずです。


弊社の倉庫を関東や東日本への発送の拠点にすることで、費用削減納品時間短縮にもつなげていただきたいですね。

1品から細やかに保管して、スムーズに出入庫

山田

ちなみに…荷物の保管や出入庫は、どのような体制でおこなわれているんですか?

八反田さん

企業や運送会社からお預かりした荷物は、1品からアソート(仕分け)や在庫管理などで細やかに保管し、出荷作業をスムーズにしています。

八反田さん

倉庫内は「安全を最優先に」をモットーに、ネットワークカメラを設置して常時録画しているので、セキュリティ対策も万全


生花などの温度管理が必要な荷物の商品劣化を防ぐため、空調管理も徹底しています。

山田

そこまでしっかり管理されていたら、どんな商品を預けても安心ですね。

八反田さん

お客さまにご安心いただけるのはもちろん、スタッフが安心・快適に作業できるのも、作業効率の向上につながる要因のひとつだと考えています。

八反田さん

また倉庫スペースは広大なので、入出車両の滞留時間も削減可能。


緊急時や企業の繁忙期など、夜間の入出庫も、365日・24時間体制でスムーズに対応いたします。

“地元密着型”の「宅配代行サービス」も!

八反田さん

さらに2018年11月からは、地元・浦安市内限定で「宅配代行サービス」も展開していまして

山田

物流倉庫会社が、宅配代行サービスまで?

八反田さん

はい!365日・24時間体制でスピーディに配達。


倉庫を拠点に、15~30分ほどの所要時間で浦安市内全域へ荷物を配達可能です。


2024年問題でも指摘されている「即日配達」「時間指定」「再配達」などの配送サービスにも対応しています。

山田

市内だからこそ小回りの効く配送ができると。

八反田さん

そうですね。


浦安市内には東京ディズニーリゾート周辺をはじめホテルが集積しており、薬やコンタクトレンズなど急を要する商品配達のニーズも増えています。


定期的に地元の高齢者宅に配送すれば、“見守り”にもつながりますよね。


配達が、地元・浦安市に対する恩返しにもなると考えたんです。

浦安市民がこれ知ったらうれしいだろうな

八反田さん

もちろん、長距離移動ではなく市内の配達ですから、ドライバーの負担も減ります


これからは、人や環境への負担軽減のために“余計な物流”をしない「物流エコ」の推進が必須。


必要な出荷のみに力を注ぐため、集荷」もあえておこなわないことにしました


それが結果的に、交通渋滞の解消にもつながっています。

山田

“地元密着型”のムダのない配送で、さまざまな副次的効果が生まれているんですね。

八反田さん

物流に変革が求められている今、大手が手の回らない“地元密着のサービス”に特化することこそが、物流革命を生き抜く秘訣だと考えています。


入庫・検品・ピッキング・仕分け・流通加工・梱包・出荷など…自社だけで物流のすべてをおこなうのは限界があるもの。


ぜひ入庫から配送に至るまで、トータルで物流体制を整えている弊社にアウトソーシングいただき、業務効率化につなげてください!

「2024年問題」解決の糸口となる、株式会社ライフポーターの浦安倉庫。

1つから荷物を管理してもらえて、いつでも入出庫できるだけでなく、市内の配送まで一貫してお任せできます。

「そろそろ自社の物流を見つめ直さないと…」と考えている方は、ぜひ以下のリンクからチェックしてみてください!

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