“開封率99%”も実現できた理由とは…SMSで請求書送付できるサービスの実力

“開封率99%”も実現できた理由とは…SMSで請求書送付できるサービスの実力

コスパもタイパも大幅改善

コロナ禍以降、急速にデジタル化が進んではいるものの、「それ、まだ紙でやってるの?」というものも少なくありません。

たとえば公共料金の請求書や検針票、ダイレクトメールなど。ただでさえ人手不足なのに、発送側はまだまだ事務作業に追われているのが現実です。

そんななか、郵送コストも事務コストも大幅カットするSMS情報送信サービスBe-Smarts(ビースマーツ)」が登場。サービスを提供するベストミライクル株式会社代表取締役社長・矢野 寿さんに、その画期的なサービスの内容を聞いてきました。

〈聞き手=鳥山可南子(新R25編集部)〉

SMSで送付できる情報配信サービス

矢野さん

「Be-Smarts(ビースマーツ)」は、携帯電話のSMS(ショートメール)を使った情報配信サービスです。

矢野さん

個人のお客さま宛に、毎月大量の請求書やダイレクトメールなどといった紙の郵送物を発送する自治体や企業はまだまだたくさんありますが…


そんな方々の郵送コストや発送作業にかかるコストを大幅にカットします。

鳥山

SMSで請求書やダイレクトメールを送るということですか?


でも、送信できる文字量がそんなに多くなかったような…?

矢野さん

SMS本文に情報を掲載するのではなく、自動生成のURLを利用します。


SMSで伝達情報が格納されたURLを送信し、お客さまがアクセスすると情報が閲覧できる仕組みです。


最大で1万830字の記載が可能なので、DMやアンケート調査など、幅広い用途で活用が見込めます。

矢野さん

たとえば、これまで自治体やインフラ企業が発行する検針票の案内・請求、口座振替の登録用紙などは圧着ハガキや封書といった紙での郵送が当たり前でしたが…


「Be-Smarts」を使えば、検針票の案内・請求、契約更新から支払いまでの手続きなど、すべてスマート化・ペーパーレス化でき、コスト削減につなげることができます。

郵便コストが半減、送信時間5分の実力

鳥山

実際に「Be-Smarts」を使うと、どのくらい変わるんでしょう?

矢野さん

なんといっても、郵便コストが“半減”します。


紙の郵便物の場合、印刷代+封筒代+郵送代で1通につき約120円ほどかかりますが、SMSで送る「Be-Smarts」なら1通あたり60円と半額になります。


仮に1カ月に1,000通の郵送物を送るとすると、その差は6万円です。

鳥山

数が多いと、インパクトが大きい!

矢野さん

そうなんです。しかも総務省は、2024年秋から手紙やハガキの郵送料の上限額の引き上げを予定しています。

鳥山

そういえばニュースで聞きました。いくらになるんでしたっけ。

矢野さん

現在、手紙は25g以下で84円、50g以下で94円となっていますが、日本郵便は50g以下なら一律110円とする方針だとか。


また、ハガキは63円から85円になる見込み。つまり、値上げ後はますます紙とデジタルとでは郵送コストの差が広がります

鳥山

なかなかの値上げ幅…。

矢野さん

さらに、デジタル化することで印刷や封詰め、郵便局やポストへの持込みなど、発送にまつわる事務作業がなくなり、宛名シールを貼る手間もなし。


1か月に1,000通のハガキを郵送する場合に約3時間かかっていた発送作業が、「Be-Smarts」なら約5分と一瞬で一斉送信が可能になります。


これにより人件費が浮き、業務効率化につながります。

進捗管理もワンストップ、紛失防止にも効果

矢野さん

ほかにも「Be-Smarts」を使うメリットはたくさんあります。


SMS送信の時間が事前予約できるほか、送信後は到達・開封・決済完了といった進捗状況を把握・管理ができます。

鳥山

そんなことまで!?

矢野さん

はい、「Be-Smarts」の管理システムにより、ブラウザ上で相手の行動履歴をリアルタイムで確認できるんです。


紙だと、発送したあと、相手が無事に受け取ったか、開封したかなどが全然分かりませんが…


SMSは相手の携帯番号に直接アクセスし、到達率が高いツールだからこそ、ワンストップ管理が可能なんです。

鳥山

でも…SMSは迷惑メールも多いから、開かない人もいるのでは?

矢野さん

それが逆なんですよ。


SMSは知らない番号や、明らかに怪しいところからのものだと、まず開封しませんよね?


でも「Be-Smarts」で送信した情報は、通知される市外局番やフリーダイヤルを確認すれば発信元がわかるので、開封率は非常に高いんです。


あるご利用企業さまからは、開封率が約99%まで改善できたという喜びの声もいただいています。


また、紙だと紛失しがちですが、SMSなら一度受信すればいつでも見られるという利点もあります。

自動生成URL利用でセキュリティ対策もバッチリ

鳥山

デジタル化でよく聞かれるのが「セキュリティ面が心配だ」という声ですが…

矢野さん

ご安心ください。私たちは、他社には真似できないセキュリティ体制をとっています。


国内最大級のデータセンターにあるサーバーは、あらゆる災害・犯罪対策が万全です。


お客さまへの情報伝達は、1通ずつ、予測困難な自動生成URLを利用し、個人認証は高いセキュリティで保護しています。


勝手に他人から閲覧される心配はありません。

鳥山

一方で、ややこしいパスワードを要求されたり、二段階認証があったりすると面倒くさい…


「受け取ったはいいけど開封が億劫」ということになりません?

矢野さん

もちろん、お客さまがSMSで受け取ったURLへのアクセスには個人認証が必要となります。


ただし、その後の専用画面の開封は、氏名カナ入力や生年月日など、お客さま由来の簡易PASS入力で閲覧可能です。


IDやパスワードの付与もありません。

本来の業務に注力できる世界をつくりたい

矢野さん

じつは私、以前大手ガス会社に勤務していたことがあるんです。


そこでは毎月決まった時期になると、事務員さんたちが請求ハガキの送付に追われ、とにかく大変そうでした。


私はその膨大な労力や手間を横で見ていて、なんとかならないものかともどかしく、改善できる方法をずっと模索していたんです。


「Be-Smarts」なら、郵送・事務コストの大幅削減をするだけでなく、より生産性の高い本来の業務に注力できる世界をつくることができます


ご興味のある方はぜひお問い合わせください。

煩雑な事務作業がデジタル化されれば、コストカットだけでなく、その人手をほかに回せるのもうれしいところ。

アンケート調査や口座振替の新規登録など、事業内容によって活用法はさまざまです。

人海戦術の送付作業に「待った!」をかけたい企業のご担当者の方は、一度チェックしてみては?

〈執筆=吉河未布/編集=鳥山可南子〉

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