“インフルエンサー施策=リーチ数&エンゲージメント”ではない。SNSマーケのプロに聞く「最新のInstagramマーケ事情」

“インフルエンサー施策=リーチ数&エンゲージメント”ではない。SNSマーケのプロに聞く「最新のInstagramマーケ事情」

Instagramマーケで“頼りになるサービス”が登場!

人気インフルエンサーに投稿をお願いしても、なかなかリーチが伸びない。綺麗な写真を投稿しても、注目してもらえない…。

などなど、企業アカウントのInstagram施策に苦戦しているマーケ担当も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、SNSマーケティングツール「OWNLY」を提供する“Instagramマーケのプロ”こと、スマートシェア株式会社の取締役・金谷徹さんのもとに駆け込み、“最新事情”を教えてもらうことに。

金谷さんいわく、今もっともリーチが伸びやすいのは「インフルエンサー3.0」の投稿なのだそうですが…

ちょっと待ってください。3.0」ってなんですか…?

〈聞き手=山田三奈(企業トピ編集部)〉

Instagram施策は「インフルエンサー3.0」の選定がキモ

山田

Instagram施策がうまくいかずに悩むマーケターに向けて、ヒントをいただきたいのですが…


そもそも全然伸びないときは、ほかのSNSに切り替えたほうがいいのでしょうか?

金谷さん

いや、それでもInstagramに注力したほうがいいと思いますよ。


今や日常における情報収集の方法は、検索エンジンではなく「SNS検索」が主流になっています。


そのなかでも、とくに若い女性は、気になった商品やサービスを検索するときにInstagramを使っているんですよ。

金谷さん

Instagram内で気になっている商品をハッシュタグ検索して良い投稿を保存し、後日保存を見返しながら購入する。


今はこのような消費者行動が一般的になってきているんですよね。

山田

たしかに私も、「何か欲しいな」ってときはとりあえずInstagramで探して保存してますね。


でも、競合も多いなかで、マーケターはどうやってInstagramのマーケティングをしたらよいのでしょうか?

金谷さん

マーケターがやるべきことは2つだけ。


より強いニーズを持った人にリーチできる「最適なハッシュタグ」を設定すること


①のハッシュタグで検索したときの検索結果に「自社ブランドのUGC*」を表示させること


②で上位表示させるためには、「インフルエンサー3.0」の考え方がキモになってきます。

*User Generated Contents。企業ではなく、一般ユーザーによって制作・生成されたコンテンツのこと

山田

インフルエンサー3.0…?

金谷さん

弊社ではインフルエンサーマーケティングに定義を付けてまして…


少し前は「とにかくフォロワーの多い人に投稿してもらおう!」でした。これが、「インフルエンサー1.0」です。


今は「エンゲージメントの高い人に投稿してもらおう!」になっていて、これを「インフルエンサー2.0」と定義しております。


我々はそこからさらに先を考えて、今後は“ブランドにとって大事なハッシュタグで上位表示されている人に投稿してもらうこと”が本筋になるはず…と分析しています。


これを「インフルエンサー3.0」と呼んでいるんです。

山田

なるほど…


フォロワーの多いインフルエンサーが上位表示されるものだと思ってましたが、そうじゃないんですね。

金谷さん

現状は「フォロワーが多い」とか「投稿の更新日が浅い」とかではなく、「ユーザーの疑問を解消できる信頼性の高い投稿」が上位表示されていると分析しております。


つまり、それだけユーザーは、検索結果に表示される“等身大のリアルなクチコミ”を求めているということです。


実際、フォロワー6,000人のインフルエンサーの投稿が、人気のハッシュタグで上位表示されたことで、3週間で34万人にリーチしたケースもありますよ。

最適な「ハッシュタグ」と「インフルエンサー」を選定。期待の新サービスとは?

山田

ただやみくもに人気インフルエンサーを起用すればいいわけじゃない、ということはわかったのですが…


選定基準が曖昧ななかで「どのハッシュタグで、誰に投稿してもらうか」を決めるのって難しそうですね。

金谷さん

もし決めあぐねたときは、私たちが満を持して2023年7月にリリースしたサービス「ハッシュタグSEO」をご活用ください。

山田

これは、どんなサービスなんですか?

金谷さん

商材ごとに、重要であろう「ハッシュタグ」や「インフルエンサー」を選定するサービスです。


お申し込みから最短20〜30営業日ほどで投稿素材を納品し、重要ハッシュタグの検索結果上位に自社のブランドについて言及された投稿(UGC)が表示される状態を目指します。

山田

なるほど…具体的には、どう選定するのでしょう?

金谷さん

私たちはもともと「OWNLY」という、SNSを活用したWebマーケティングを一元管理できるプラットフォームを提供しているため、各SNSを横断したキャンペーン施策の知見を蓄積しています。


「ハッシュタグSEO」では、私たちが「OWNLY」で培ってきたノウハウを駆使して、それぞれに最適なものを選定します。


具体的には…

  • ✔️ ハッシュタグ

  • 検索の主要ハッシュタグ上位100投稿から「ブランドハッシュタグ」と「商品に関連するハッシュタグ」との併用率の高い「重要ハッシュタグ」を抽出

  • ✔️ インフルエンサー

  • ランクイン回数や順位情報、エンゲージメント情報などのデータから、評価の高いユーザーと投稿を把握。その実績を基に、投稿してもらうべきクリエイターを特定

金谷さん

この方法で、じつはすでに好事例も出ていまして。


株式会社麦の穂さまに、弊社が最適なハッシュタグとインフルエンサーを提案し、投稿素材を納品させていただいたところ…


商品名だけでなく「#スイーツ好きと繋がりたい」「#スイーツ部」など、複数のハッシュタグでの上位表示を実現することができました。

山田

すごい…どれも一等地じゃないですか!


でも、他社から同じようなサービスが出てきて、この枠が取り合いになることはないんですか?

金谷さん

類似のサービスが出てくる可能性はあると思います。


しかし、私たちはすでに商標を申請しており、ビジネス特許も申請中なので、現状、弊社でお出ししているロジックに関しては他社には真似できない状態になっています。


また、すでに15以上のブランドさまでご契約をいただいており、先行者優位と知見をどの会社よりも持っています


だからこそ、このサービスに絶対的自信を持っているんですよね。

通常のインフルエンサー施策より多くの潜在層にリーチすることが可能

山田

通常のインフルエンサー施策と比べて、どのような違いがあるのでしょうか?

金谷さん

通常のインフルエンサーマーケティングの料金体系は、フォロワー単価×フォロワー数×採用人数で計算されますが…「ハッシュタグSEO」は固定費となっています。


企業に合わせたハッシュタグ戦略の立案や、弊社独自のシステムを活用したインフルエンサー選定、投稿公開までのすべてのやりとりをサポート。


このプランでは、毎月5名のインフルエンサーがフィード(静止画)投稿をおこない、月額料金で6カ月間から利用できます

山田

そのプランで、どのくらいの人にリーチできるんですか?

金谷さん

ハッシュタグの投稿数や検索ボリュームにもよりますが、1つのハッシュタグの上位表示できた時の実績ベースで、大体10万人にリーチできるので…


たとえば5名のうち3名が3つのハッシュタグで上位表示できた場合だと、30万リーチを実現していたりします。

山田

30万リーチ…すごい。

金谷さん

「ハッシュタグSEO」の目的は検索結果の上位表示であり、インフルエンサー本人のフォロワーに限らず、より多くの潜在顧客にリーチすることが期待できるんです。


また、フィード投稿だけでなく「リール(縦型ショート動画)投稿」をご依頼いただけるオプションもあります。


「今のInstagramはどんな投稿が伸びやすいか」などを踏まえて、企画から実行後のレポート、改善提案までフルサポートいたしますので…


Instagram施策で悩んだときは、まずご相談ください!

リーチしやすいハッシュタグで「インフルエンサー3.0」に投稿をお願いできる「ハッシュタグSEO」

ハッシュタグ選定を間違える心配もなく、「インフルエンサー3.0」をイチから探す手間もいらないので、頼りになりそうです。

通常のインフルエンサー施策がうまくいかなかったマーケターは、“最新のInstagram施策”を試してみては?

この記事をシェア
あなたの企業トピックスを新R25で発信しませんか?